地域を代表する伝統的な家

地域を代表する伝統的な家
お名前・住所 H様邸
工期 5ヶ月
リフォーム内容 1F、2F リノベーション

After

三代に渡り引き継がれてきた伝統工法の古民家。先代夫婦が相次いで亡くなり、空き家になるところを娘夫婦がリノベーションし住み継がれることに。外観や地元高島の伝統的な座敷三室と縁側は趣を残しつつ、生活スタイルを現代に合わせ住みやすい空間に生まれ変わりました。

伝統的な座敷三間は畳や土間の塗り替えのみとし、建築時の姿を蘇らせた。

代々手入れしてきた庭が映える縁側は温熱環境を考慮し、樹脂サッシを取り入れた。

寝室は断熱性能を上げるため壁をフカし一旦大壁とした後、家全体の雰囲気を守るために新たに付柱や長柱を取付け真壁の意匠とした。

以前寝室二間の間仕切りにはめ込まれていた近江八景の欄間は、玄関と寝室の間接照明として再利用。

ササラ天井や既存の水屋を残した居間。

古民家の雰囲気に合わせたアクセントクロスを取り入れています。

担当者より

築約90年という木造伝統工法の歴史ある古民家は、中を拝見させていただいたときに未来に受け継がれるべき建物だと思いました。 そんな古民家を途絶えることなく地域に残すことに関わることができ、とても嬉しく思います。